牧田 葉月 MAKIDA Hatsuki

MAKIDA Hatsuki

 

『産声ースサノウ(うぶごえーすさのう)』
《2023/絵画/キャンバス、カネライトフォーム、アクリル絵具、ペン、ソフトパステル》

駅から始まるアートイベント『キテミテ中之島2023」出品作品のコンセプト

本作はスサノウ神が母イザナミ神を求める逸話をモチーフに製作しました。
スサノウ神が支配する国に「根堅州國」という場所があります。
根堅州國は、死後に魂が帰り浄化される祖霊のいる場所とされる説があります。
スサノウ神には、他にも子孫のオオクニヌシを助ける話など祖先的な要素の逸話が多い神様です。
過去の生命から現在の自分という存在と未来への生命の循環ついて、この作品を見て感じていただければ幸いです。

 

『循環 ツクヨミ カグツチ アメノイワト』
《2023/絵画/キャンバス、カネライトフォーム、アクリル絵具、ペン、ソフトパステル》

駅から始まるアートイベント『キテミテ中之島2023」出品作品のコンセプト

循環をテーマに日本神話から引用しました。
一見、悪い事に見える事象でも新しいものや発展に必要な事だったりします。実った作物は刈り取らないと次の種は植えれません。
今現在、苦しい思いをしている人は沢山いると思います。それでも諦めず頑張っている人達に向けてこの事が将来の布石になる事を信じ、作品を通してエールを送ります。

 

駅から始まるアートイベント「キテミテ中之島2023」への想い

私は、幼少期の創作経験と生まれ育った文化中にある神話を基に、アイデンティティをテーマに作品を制作しております。作品を見た鑑賞者が自身の原体験や過去の大切な感情を再認識するきっかけとなることを願っています。現代社会は多様的であるからこそ、時に生きる指針を見失い、自己を肯定することが難しいもあります。
だからこそ、自己のアイデンティティを確認することが重要です。育った地域の文化や幼少期の思い出など、個々の経験がアイデンティティを作ります。それらを認識することで、自己肯定や尊重すべき自己指針を見つけることができます。また、自己のアイデンティティの理解は反転して他者への理解の助けにもなります。

Profile

1995
岡山県生まれ
2018
大阪芸術大学 芸術学部美術学科油画コース卒業

現在 大阪府在住

【グループ展】

2017
日中作品交流展(大阪芸術大学と上海大学美術学院による)(芸術情報センター/大阪)
2018
キテ・ミテ中之島2018 (大江橋駅/大阪)
2019
キテ・ミテ中之島2019(渡辺橋駅/大阪)
2020
sakaiARtcation2020(堺市健康福祉プラザ/大阪)
2020
キテ・ミテ中之島2020 (大江橋/大阪)
2021
キテ・ミテ中之島2021 (渡辺橋駅/大阪)
2022
キテ・ミテ中之島2022(中之島駅/大阪)

【公募展・受賞】

2018
美術作品展プロジェクト京2017(大阪芸術大学と理科科学研究所による)副機構長賞 受賞
2021
2021・ZERO展  入選
2022
2022・ZERO展  入選
2023
2023・ZERO展 大阪府知事賞 受賞

《循環-アメノイワト- /2021》

タイトルとURLをコピーしました